わたしたちが開く、新しい仙台へ
奥山恵美子
仙台市長 奥山恵美子

2015年7月に仙台うみの杜水族館がオープンし、10月には八木山動物公園が開園50周年を迎え、12月6日には地下鉄東西線が開業するなど、昨年はまちを元気づける大きなイベントが相次いだ年でした。

また、震災から丸5年。仙台市にとっては、復興計画の最終年でもありました。この間市民あげての復旧・復興活動と国内外からのご支援のおかげで、郊外団地等の宅地の復旧、海岸部の防災集団移転、3,206戸に及ぶ復興公営住宅の建設については、ほぼ完了しました。

そんななか気になるのは震災の風化のこと。2016年2月には、地下鉄荒井駅駅舎上部に、「せんだい3.11メモリアル交流館」を開館。語り部の養成等に取り組むほか、震災遺構としての荒浜小学校の整備にも着手します。5月に開催されたG7仙台財務大臣・中央銀行総裁会議に際しても、荒浜小学校と南蒲生浄化センターを視察いただき、津波の猛威とその災害から立ち上がった市民の底力を発信することができました。

一方、震災からの復旧・復興が進む中で、元に戻らないものが2つあります。ひとつは、私たちの日常生活から出るごみの総量が一向に減らないということ。震災後人口が約3万人強増えたとはいうものの、環境先進都市仙台としてはこの状態を放置しておくことは出来ません。若い世代や単身者層へのPRを強めていくなど、リサイクルが当たり前の暮らしを定着させていきたいと思います。

もうひとつが、交流人口増です。本市でも、文化・スポーツと一体となった観光施策を広域的に展開するべく、新たに文化観光局を設けました。北海道新幹線の開業、仙台空港民営化等がある今年は、まさにチャンスです。多くのご来仙のみなさんに喜んでいただけるよう更なる街の魅力向上に取り組んでまいります。